事象がどのくらい確実に起こるかの度合いを表現するには確率とオッズの2
通りの方法があります。
ある事象の確率 probability とは、起こる可能性のある最大の回数で起こ
るかもしれないと思われる回数を割ったものと定義され、通常は0から1の数字で
表されます。つまり、何回か施行したうちでその事象が起こり得る回数のことで
す。
ある事象のオッズ odds とは、その事象が起こりそうもないと思われる回数
に対する起こそうだと思われる回数の比と定義され、通常は比や分数で表されま
す。
ある事象が起こる確率を P とすると、その事象が起こらない確率は 1−P
になります。その事象のオッズはこの2つの値の比 P/(1−P) になります。
もしその事象がめったに起こらないものだとすると、Pは非常に小さくなり(1
−P)が1に近づくため、オッズと確率は近似してきます。
このふたつを公式として書き表すと、
odds=P/(1−P)
P=odds/(1+odds)
となります。
UPDATE:10/May/10'
© S. HARANO, MD,PhD,MPH