診療内容(該当項目をクリックしてください。)

診療分野から

脳神経外科

脳や脊髄、末梢神経などの病気やケガを扱います。頭痛やめまい、しびれといった症状も診ますが、院長が脳の働きに関係する病気を治療する機能的脳外科を特に専門としていたため、パーキンソン病や痛み、そして認知症まで幅広く取り組んでいます。

一般外科

打撲や切り傷などケガの処置(縫合を含む)、巻き爪や粉瘤(皮下の脂肪の瘤)の外来手術などを行います。業務上や通勤途上の労災保険での診療も可能です。

一般内科

風邪や下痢といったよく見られる病気から、高血圧症や高コレステロール血症などの生活習慣病まで診療しています。また、不眠症やストレスなどによる体調不良もご相談ください。

漢方内科

自然の生薬を原料とした漢方エキス製剤(保険適応)を用いて治療します。院長は長年にわたり中医学(中国古来の東洋医学)を研究しており、病名からではなく東洋医学医学的な症状の組み合わせ(証)を重んじて診断し治療薬を選択しております。はっきりとした病名が付きにくい症状(不定愁訴)などにも対応しています。また、中医学に基づいた生活指導も行います。詳しくはこちら

旅行医学(ダイビング・高山病予防・海外渡航)

旅行先での病気の予防や慢性疾患を持っている方の旅行のご相談をいたします。院長がスキューバダイビングのインストラクター資格(CMAS3スター)を持っているためにダイビングに関わるご相談や健康診断にも力を入れています。また、高山病予防のダイアモックス処方もいたします。公衆衛生の観点から感染症についてのご助言もいたします。詳しくはこちら

抗加齢医学(アンチエイジング)

アンチエイジングは美容的な意味で使われることも多いですが、本来は体の臓器などの実年齢以上のあるいは不必要な老化を防ぎ、より健康に長生きできる手段の実践です。老化には各臓器の微細な血管の動脈硬化や活性酸素による細胞や遺伝子の異変などが関係しています。それを改善するのがアンチエイジングの考え方です。つまり、究極の予防医学であるとも言えます。

予防医学

人間ドックのようなすでに発生している病気の早期発見(2次予防)よりも、発病の危険の発見とその対処をする1次予防に重点を置いています。特に、認知症、ガン、脳・心血管疾患(脳梗塞や心筋梗塞など)のリスクについての特殊な検査(MCI検査、アミノインデックス倹素、LOX-INDEX検査)も実施しています。必要に応じて、生活習慣改善やサプリメントなどのアドバイスをいたします。

産業保健

長年にわたり産業医として従事し、国の資格である労働衛生コンサルタントとしても活躍している経験より、メンタルヘルス不調から中毒など特別な環境により罹る病気を診ます。また、職場の定期健診や雇入れ時健診、特殊健診も実施します。なお、嘱託産業医の依頼は「エム・ディ・労働衛生コンサルタント」のほうでお引き受けします。

症状・疾患から

頭痛

片頭痛、筋収縮性頭痛、群発頭痛頚性頭痛といった慢性頭痛から、脳疾患その他の疾患(基礎疾患)に由来する急性頭痛まで診察します。慢性頭痛の治療には漢方薬や食生活改善のアドバイスまで行います。急性頭痛で基礎疾患の治療が必要な場合は適切な提携医療機関に御紹介いたします。詳しくはこちら

もの忘れ・認知症

社会の高齢化とともに認知症患者も増加しています。認知症の病型やひとりひとりの体質に合わせて薬の微調整を行うコウノ・メソッドを実践しております。また、「物忘れ外来」では他の原因による物忘れや軽度認知障害も診察します。また、認知症のリスクを調べるMCI検査も実施しており、認知症予防にも取り組んでいます。詳しくはこちら

パーキンソン病・パーキンソン症候群

すくみ足歩行や手の震えと言ったパーキンソン症状について診療しております。内服薬による治療の他に、グルタチオン点滴療法も実施しております。また、脳深部電気刺激療法を希望される方には手術件数日本一の実績のある院長の出身医局である日本大学板橋病院脳神経外科をご紹介いたします。難病や身体障害の指定をご希望の方には診断書や意見書の作成もいたします。詳しくはこちら

脳梗塞・脳出血(後遺症・再発予防)

入院設備がないために脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)の急性期治療は行っていませんが、その後の再発防止や後遺症の管理を実施しています。後遺症については、肢体不自由や平衡機能の障害認定の意見書の作成もお引き受けしております。

てんかん・けいれん発作

てんかんは脳の中に微小な傷があり、突然異常な信号を出すことにより、体の一部や全身などがけいれんしたり、意識を失う病気です。同じような症状を起こすものの中には原因となる別の病気が潜んでいることや塩分不足のような体調に起因するものもあります。当院ではこれせの診断から薬による管理までご相談に応じます。

意識消失

失神から昏睡など様々な程度の一時的な意識障害について診察いたします。脳の病気だけでなく、心臓疾患や電解質異常、高血糖など意識消失の原因を様々な検査で調べます。原因により適切な医療機関(例えば、心臓ならば循環器科)へのご紹介もいたします。もちろん、脳が原因となる場合には当院において治療をいたします。

治療法から

保健診療

外来手術

切り傷の縫合や巻き爪の抜爪、粉瘤(皮下の脂肪の瘤)の摘出など外来で行える小手術はその場で施行いたします。

エピペン処方(食物アレルギー・蜂刺症によるアナフィラキシーショック)

食物アレルギー・蜂刺症によるアナフィラキシーショックはその場で直ちに処置をしなければ生命の危険もあります。その場合に用いるのがエピペンの自己注射です。その可能性がある場合には予めご相談ください。エピペンの注意点や使用法、自己注射の方法について指導し、エピペンを処方(院外)いたします。当院でのエピペンお渡しをご希望の場合は、3日ほど前(休診日を除く)にその旨をお申し出のうえ診察のご予約をいただければ可能です。当院は処方についての研修を修了しているため、これらの指導や処方は保険適応となります。

ボトックス注射(眼瞼けいれん、顔面けいれん、痙性斜頸、上肢・下肢の痙縮、原発性腋窩多汗症)

ボトックスはボツリヌス菌が産生する毒から作られている薬品で、神経からの指示が筋肉に伝えられる神経筋接合部に作用して筋肉を弛緩させます。美容外科・皮膚科ではシワ取りに用いられていますが、過度な筋肉の緊張により起こる標記の疾患では保険適応となります。眼瞼けいれんや顔面けいれんはそれぞれの筋肉の断続的収縮、痙性斜頸は首周囲の筋肉の持続的収縮で起こります。上肢・下肢の痙縮は脳梗塞や脳出血の後遺症として腕や脚が引きつったように収縮して固まってしまう状態です。原発性腋窩多汗症は特定の筋肉と直接関わりありませんが、臭いを伴う腋の下の多量の汗は神経の調節が関わっています。これらの施術は疾患毎の研修が義務づけられていますが、当院ではすべて修了しております。

がん性疼痛緩和管理

がんが進行すると神経なども巻き込んで耐えがたい痛みが生じます。この痛みは難治性で、通常の痛み止め(鎮痛剤)で抑えることが不可能となることがあります。その場合にはオピオイドや麻薬性の鎮痛剤を使用せざるを得なくなります。これらの薬剤の処方には麻薬処方の届け出が必要であるばかりでなく、厚労省指定の研修を修了することが条件となります。当院はこれらの基準を満たして施設基準を得ています。

低出力レーザー(痛み)

低出力レーザ療法は、極めて弱い(1~100mw)レーザ光を皮膚の表面から照射して疼痛や炎症を和らげる治療法です。神経や筋肉の慢性的な痛みでは保険適応となっております。このレーザー光線はやけどなどの危険がない程度のもので、副作用もほとんど知られておりませんが、週に数回の施術が必要です。詳しくはこちら

自費診療

点滴療法(高濃度ビタミンC)

必須の栄養素であるビタミンCには免疫力ょ高める効果があることは知られていますが、食べてすべてが体に吸収されるのではなく、上限があります。その上限を超える量を直接体内に点滴で入れることにより、その強力な還元作用により有害な活性酸素が中和され、傷害を受けた遺伝子や細胞の修復を促します。この働きから高濃度ビタミンCはがんの補助療法として用いられます。また、がんの予防として受けたいる方もおられます。詳しくはこちら

点滴療法(キレーション)

キレーション療法とはキレート剤という薬剤を用いて体内の過剰な重金属を尿とともに排泄させる治療法です。重金属の急性中毒でも用いられますが、当院では重金属の蓄積に起因する慢性障害の治療や予防のため実施しております。また、血管壁内に沈着したカルシウムを排除し、重金属を除去することによる血管再生促進効果が認められているため動脈硬化の治療にも使用されています。また、アメリカではアトピー性皮膚炎にも用いられています。詳しくはこちら

点滴療法(グルタチオン)

グルタチオンは肝臓の解毒作用を高めたり、抗アレルギー薬に用いられていますが、体内の酸化水素などを還元して酸化ストレスを減らす作用があります。グルタチオンも経口投与では腸で吸収されるまでに多くが壊れてしまうため、点滴療法より著しく効果が劣ります。パーキンソン病や抗がん剤に対する神経障害、各種神経系疾患などで効果が報告されていますが、最近では認知症に対する効果が注目されています。詳しくはこちら

点滴療法(マイヤーズカクテル)

アメリカの医師ジョン・マイヤーズ博士が考案し、代替統合医療の定番となっている点滴療法です。マグネシウム、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンCといった栄養素がより構成いますが、オーソモレキュラー医学という分野の考え方が基本となっています。片頭痛、全身倦怠・疲労、慢性疲労症候群、線維筋痛症、自律神経障害などに効果が期待されています。詳しくはこちら

プラセンタ療法

プラセンタとは胎盤の意味で、その抽出物より作られています。化粧品にはブタのプラセンタが使用されいますが、ヒトのプラセンタは医薬品となます。 美白や保湿など美容目的以外には、肝機能や慢性疲労の改善、月経困難症、更年期障害、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、神経痛、自律神経失調症などにも効果が期待されています。詳しくはこちら

低用量ナルトレキソン

通常量のナルトレキソンはアルコール依存症の治療に用いられていますが、低用量のものは免疫システムを高めることができ、FDA(米国食品薬品局)に認可されています(国内では販売されていません)。各種がんの補助療法、多発性硬化症、 急性側索硬化症(ALS)、強直性脊椎炎などの神経疾患、線維筋痛症、自己免疫疾患などで効果が報告されています。詳しくはこちら

AGA

男性に最も多くみられる脱毛症で、男性ホルモンや遺伝が関係するといわれています。日本国内でも認可されているプロペシアやザガーロを処方しております。服用には注意を要しますのでご相談ください。

レーザー鍼(保険適応外)

低出力レーザはレーザー鍼としても知られ、「痛くない」鍼治療となります。慢性疼痛以外は保険適応外となりますが、五十肩、肩こり、腰痛、ストレス性胃炎、脳血管障害(脳卒中)後遺症、認知症などに対して、鍼灸のツボにレーザー光を照射して治療します。詳しくはこちら