概要

  心の病は突然現れますが、原因は徐々に形作られます。多くは何らかのストレスが影響していますが、それを受ける側の性格や環境も関係します。例えば完全主義の人は自分の思い描いた通りに事が進まないと心に負担を感じます。周辺に何でも打ち明けて相談できる人がいないとひとりで心の負担を抱え込むことになります。
この心の負担はやがていろいろな形で「心の噴火」として噴出してきます。しかしその噴出し方=ストレス反応はいつも同じとは限りません。それが身体の不調として表れたものを「心身症」といいます。さらに、行動に表れる場合もあります。社会適応不全やアルコールなどの依存症がこれに入ります。直接に心の病として表れることもあります。神経症や抑うつ状態などです。
このような心の負担は自覚されている場合もされていない場合もあります。いずれのしても自分ではコントロールできない「心の噴火」の状態になったときには治療が必要になります。治療には抗うつ剤をはじめとする薬を用いる薬物療法、認知行動療法や自律訓練法などの心理療法があります。これらは状況に応じて適切なものが利用されます。 

当院での取り組み

  米国において行動科学や社会心理学を学び、厚労省の休養指針づくりや健康日本21のこころの健康と休養部会委員としてメンタルヘルス政策にもかかわり、また、メンタルヘルスエキスパート産業医の認定を持ち多数の企業でメンタルヘルス対策を実践してきた実績が豊富な院長が、あらゆる面からサポートいたします。薬物療法では通常の薬だけではなく漢方薬(保険可)や補完療法として点滴療法(自費診療)もご希望により用います。各種心理テストの結果を基に、認知行動療法や自律訓練法、暗示療法、合理的情動療法、リラクセーション法など心理療法も実施いたします。
  休職や復職についてのご相談もお引き受けします。



 院長監修のパンフレットです。ご来院のうえご希望の方には差し上げます。
   (発行:サンライフ企画

メンタル・ヘルス