ストレッサーが加わると、それに対抗して自律神経やこれと関係したアドレナリンという物質や副腎皮質ホルモンなどが働いて人体は様々な変化を現します。また、心理的にも様々な感情や思考がうかんできて、いろいろな行動をとるようになります。これらをストレス反応と呼びますが、特に心理的な反応ではその時の状況により加わったストレッサーに対し不快と感じた場合に「わるいストレス」として処理するようになります。ストレスを不快と感じる状況としては、そのストレスに対する予期の仕方や欲求、それを受け止める認知の仕方、適応能力、他者の支援体制などが関係します。
ストレス反応には体と心で次のようなものがあります。
(1)身体的反応
@全身が緊張する
A心臓がドキドキする
B息づかいが荒くなる
C口が渇く
D手のひらや足の底に汗をかく
E鳥肌が立つ
F瞳が大きくなる
(2)心理的反応
@回避
無断欠勤、アルコール中毒、失踪、自殺、非現実世界や病気への逃避
A発散
ヤケ酒、八つ当たり、暴力
B補償
精神的な傷に対する補償行為
これらの反応、特に心理的反応に対してどのような行動をとるかは人それぞれですが、その人の考え方、過去の経験、行動パターン、外部よりの支援体制により変わってきます。ストレスが加わった時の行動様式には次のようなものがあります。
@回避的行動様式
自分の心身の安定を図ろうとして、ストレスと感じることをできるだけ避けて生活しようとします。
A克服的行動様式
ストレスに対して積極的に挑むように行動します。極端になるとかえって心身の状態に危機を招くこともあります。
B追求的行動様式
自ら進んでストレス状況を求めるように行動します。
C受容的行動様式
ストレスをあるがままに肯定的に受け止めて行動します。